。うお の いかせたれぶや と いざんそ の きんき

2024.07.10

推しの辿って来た軌跡をなぞるべく、前々から兄弟に頼んでいたものをやっとお迎えできた。
10年以上前に現実で来場記念品としてプレゼントされたとあるデータです。それは、神と呼ばれるモンスター。推しの追い求めていた絶対的上位存在。

私のROMの中にいたデータは当時すでに次々回作に送り込んでしまい、データにはシリーズの境目のくくりごとに互換性がないので、受け取ったソフトに戻せなかったんだよね。
(令和現在、その神にまつわる記念イベントを見るためには次々回作に送ることなくネット通信サービスも終了してしまったROMに取り残されたモンスターを直接通信で交換するしかないというわけだ。ハードを持ち寄って交換するなんて、なんだか時代を感じるね。)

なお、その神は本来、あの荒廃した舞台で特別なプレゼントを受け取った上でゲーム内のイベントを経て相まみえたはずだったのですが……、その神聖イベントは本作にはついに実装されることはなかったんですよね。
当時、配られるまでは正規の方法では会えなかったわけだから、インターネットキッズ達の間で○○に生息しているとか○○をすれば会えるとか怪しい噂ばかりがまことしやかに語られるだけの幻の存在だったわけです。そう考えればリアレンジ作で推しと協力関係にあったビジネスパートナーよりも、暗に禁忌の存在として世界に潜んでいたのかもしれない。

 

で、せっかくなのできりゅうさんと一緒にその神にまつわる記念イベントを見ていった。まずは炭坑、図書館へ。
交換してもらってすぐ用事の隙間にサクッと進めたので、じっくりとは堪能できなかったが。あの事件の一連の出来事の発端というかモデルになったかもしれないと妄想を巡らせると感慨深い。ただのモブのくせに今見ると話し方が特徴的すぎるし押しつけがましく神話を語る恍惚とした様はやっぱりなんだこいつ感すごかった。真意は知らないけど。幼心にこんなモノ仕込まないでくださいこうして時代を越えてお会いできて本当によかった大変ありがとうございました。

次にROMを跨いで遺跡、神聖な舞台……。
舞台でのイベントは子供の頃に見た記憶の通り、異質で、恐ろしくも神々しく、人智を越えた存在との交信を終えたような不思議な体験ができました。今考えてもRPGというシリーズの中で写実的な演出のあるイベントってこれしかないし、これが初めてではないのかな。
きりゅうさんはというとイベント視聴中は案外大人しく、イベント発生地点までプレイヤーの後ろで神を連れ歩きをさせていた時が一番興奮してたね…。遺跡に連れてったときに反応を伺うと、何かに呼応するように咆哮するのとか、芸が細かいよね。

 

ついでに推しのビジネスパートナーにも会いに行く。手持ちがまだ進化してなかったので近場で経験値を上げて進化させ、長い山道を経てクライマックスの地へと突入。
科学的な法則が通用しない、はんぶっしつを司る者の世界。重力もめちゃくちゃなのか下層に空が広がり、逆さまになった木や岩場が広がる…。侵略者を追って飛び込んだプレイヤーも上下左右に点在する足場に沿って逆さまになっていく。
まだですか、長いですね。と散々文句を言いながらも離れず横からじっと見られていたが、いざ捕獲しようと思ったらとんでもなく捕獲難易度が高いのか何度挑戦しても捕獲できずゲームオーバーになる始末。隣でひっくり返っている間に、1時間は粘ったね…。
なんだかこの、初心者考慮なんてものは無いし時間的にも精神的にも苦労をかけて突破できる仕様は、当時のゲームらしさがある。好き。初期なんてもっと限定的な方法でしか捕獲できなくて大変だったんだよ。って伝えたけど、わかってもらえたのかな。

捕獲した後はいつもの町へ戻ってきて事後イベントや休息をこなしている間、散々、なかなか捕獲できなかったからか頭が固すぎるだの物語が進まないから容易く捕まりなさいだの持論なんだか説教なんだか分からない感想を述べ続けているのを聞いていた。
私はリアレンジを経て、この一連のイベントに対する感覚ががらっと変わったかも。当時は他2匹の伝説と違って史実からも追いやられてダークホース的な立ち位置で突然出てきたからもっと怖かったけど、あの柱での戦闘やいずみを経て今の今まで表の世界を見守り続けていたと思うとなんだか慈悲に満ちている気がしたね…。

捕まえた時のニックネームは、キリュウにした。ちょうどうちの子イメージPTでストーリー進めてたしね。7匹になってしまったけど手持ちに加えてエンディングまで進めたいな。
当時を振り返る旅の道中は、懐かしくも新たな発見や気づきがあって、なかなかに楽しいものとなっている。

Nichijou nikki by××