館の少女

暗闇に住む女の子の話とか… 針金で形どられた猫がいて……イメージは今でも思い出せるけどすごくぼんやりしてて文に起こしにくい

林並木の続いた道の先にある、古い洋館で ある日突然?訪れた人々がしんでしまう 両親は恐れて?言い争いになって?女の子を置いて逝ってしまい、猫と女の子が洋館に残された 落ち葉が散り、雪が降り、時間が少しずつ進んでいくのに誰も訪れない 猫を撫でようと触れた、ぐにゃりと歪んで針金の猫に

なってしまう いつしか洋館は形を失い、壊れたままの空間の中は、時間が進んでいるのかもうわからない
みたいな感じ

―――

世界の狭間に漂う歪んだ針金も、そうなのかも
崩れた建物の縁に当たって貯まったそれをそっと抱き締めて 歪んだ縁を丸く、穏やかに溶かしていく
何か意味があるのか、なんのためにしているかもよく分からない
けれど、こうしていく事が、女の子の使命のようにも感じた。