キャラ語り3 「秋良は、涼春への好きを諦めきれない」

続けての投稿です。先程ぶりですね。第3回は秋良の好きなモノ(コト)の話です。え?「秋良の好きなものは涼春でしょ?」って?いやいやそんな簡単に済む話ではないんですよ…。

えーーとですね。先に秋良についての話をしましょうか。記事名はダジャレではないです。

 

 

導入 秋良は、属性過多お兄さん

※まだ作中に登場していないので伝わりにくいと思います。許してください。

秋良は、「空想世界」を旅する涼春と女神を受け入れ、自身の住まう屋敷へ泊めてくれた家主(?)であり、涼めがの保護者的な存在です。一方で、この方なんと魔王でもあり、空想世界の最高権力者として二人を空想世界各地へ赴くよう命令する偉~い立場でもあります。ただ、秋良と魔王は、空想世界の住民達からは同一人物だと思われていないし、別々の人物だという設定です。秋良本人もそれをよく理解して、自分の立ち回りに利用しているようです。お、おう。(一人二役をしていると気付いている主な人物(住民)は、涼春、女神、ユサ、レイカ、火の神ヒナ…と、ごく僅か。他の悪魔達やその他の住民達はこの事実を知らされていません。)

女神と同じく、二面性のある人物なのです。と、言いたいんですけど。

二面どころではないんですよ…。

 

 

 

最近ひっそり更新中の「空想世界 ダークサイド」では、秋良の過去が明らかにされるんですが、まあ、なんと属性の多い事か……。

以下、空想世界ファン(私)の感想の一例です。

「ショタで青年で要介護人物…。ちょっと意味が矛盾してるな?」

「モブでもあり空想世界のボスでもあり悪役でもあり空想世界の善人で…?んん?んんん?」

「涼春が好き、と言いつつ従者の悪魔ユサに手を出すし、女神にも密かに想いを寄せている…」

な、なんだこいつ……!?

 

近年ではその頭のおかしな魅力からか「秋良が好きです!」と言って頂く事も多くて…本当に本当に有難いです…。こんなめんどくさい人物そうそういないですよね。なお私は、空想世界のお話を考える時に秋良がすーぐ勝手に設定背負い込んで来るので、よくパンクしています。もう増やさないでくれお願いだから頼む。

とは言え、秋良という人物を複雑化させているのは過去だったり魔王だったりなので。

 

秋良だけを見れば、涼春が好きな ただの温厚なお兄さんなのです。

本当か~~~?

 

 

メタい話 秋良は、涼春への好きを諦めきれない

違います。涼春が好きというのも、実はかなり複雑なんですよね……。

ただここ、ダークサイドでやりたい話になってくるので。白色反転で置いておきます。すんごく面白いネタバレ案件なので、勿体ない気持ちの無い「読みたい!」という思いの方だけドラッグで反転してくださいませ。(空想世界 メインストーリーの魔界まで&空想世界 ダークサイド 伏線~追想(魔界)までのネタバレを含みます。)

 少年の秋良は創造神に気に入られていた一方で、創造神の「空想世界を壊すほどの大いなる力」に恐怖を感じて、避けていました。その弱みに漬け込まれ先代魔王の手によって 少年の秋良は闇に堕ちた後に、魔王の力を手に入れて力を覆し創造神を裏切ります…。そんな末にようやく創造神への想いを理解して「君との繋がりを切りたくなかった」と理解してしまうのです。敵同士となった魔王と創造神。魔王は創造神の幸せを願い、二度と巡り合わぬよう彼女を空想世界の果てへと逃がします。そう、幸せを願っていたのですが…、涼春はかつての創造神…女神を連れて魔王のいる魔界へとやって来てしまいます。再び彼女の大いなる力が空想世界を脅かすと危惧した魔王は、二人を処罰するために立ちはだかります。しかし、涼春は魔王との闘いの中で、本当の意味で女神を慕い、寄り添い守る覚悟を魔王(秋良)に見せてくれます。涼春へトドメを刺そうと振りかざした剣を刺す事に躊躇してしまった魔王は、己…少年の秋良と今の涼春を重ね合わせ、「自分には出来なかった事を成し遂げてくれた」涼春に惚れてしまうのです。女神の今後を涼春に託した魔王は 二人が空想世界を救ってくれるはずだと確信し、秋良は行く宛てのない二人を保護します。その時の秋良は涼春に対して「どうしようもない自分(秋良)を変えてくれるのではないか」という憧れを抱いていましたが、女神に寄り添う涼春の働きを十分発揮させなくてはと、焦がれる想いを胸の奥へと仕舞い込み、一歩身を引く決意をしたのです。

秋良は、涼春への好き以前に、ヒーローのような、強い憧れを抱いているんですよね。涼春はそんな事も知らず、女神のそばにいて旅を続けています。ここ本当にすごいな…。

 

 

 

それと、秋良はとても紳士なやつですね。涼春の邪魔をしたくない、という気持ちがある一方で、涼春の役に立ちたいとも思っている…。結果、すごくいい事をしてくれているはずが有り余りすぎて迷惑なセクハラ行動をしてしまうという空回りな状態に……。こういうところ、秋良らしいなというか…、本人の気質はお茶目なんだろうなと思っています。いつか、彼の熱い想いが涼春へ正しく伝わる日が来るんでしょうか…。楽しみですね(?)

 

 

メタい話2 秋良の好きの数もキャラ内No.1

 

本が好きでしたが、嫌いだと言ったり。花が嫌いですが、花畑に寝そべって考え事をしていたり。好きじゃないと言い放った従者のユサレイカ達の成長に満足していたり。ああ言えばすぐ違うと言い出す矛盾だらけな男ですが、見えないところまで含めて 秋良の「好き」の数を思い返してみれば、他キャラクターと比べてもダントツの多さだと思います。普通、作中のリードとして必要な「キャラクターの好きなもの」って1つ2つ決めればいい方だからね…?多いからね??

 

 

昔の話 秋良が涼春を好きになった理由の根底は…?

 

うーん!これは黒歴史なのであまり出したい話ではないのですが。秋良が涼春を好きになったそもそものきっかけは、昔 ノリだけで描いた漫画のネタからです…。たしかバレンタインの日で、今も巷で人気のポッキーゲームというネタを掛け合わせた漫画でしたっけね。その漫画の中で、成り行きで「好きだ」ということにしてみたら何故か「そういう設定なんだ」で定着してしまい……。今日まで、彼は涼春が好きだという事になっています。ある意味呪縛じゃないか…。

「別に彼自身が涼春の事を好きだったかというとそうではなかったというオチです」って、まとめて終わらせたかったんだけど。

秋良。あなた、本気で涼春の事好きでしょ…?

 

 

総まとめ

終始ツッコんだりため息を付いていたりしていましたがまとめます。

秋良は、涼春への好きを諦めきれない

これに尽きると思います。

 

私、空想世界の未来では秋ユサがしたいんだけどなあ…?

今後も、魅惑溢れる彼の活躍に期待してくだされば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

余談 秋良は、屋敷でくつろぐ時が至福の時

 

そもそもこの好きなモノ(コト)の話をしようと思ったきっかけがこのイラストなんですが、何1つ触れていなかったな。終わりですが軽く紹介しておきます。

秋良にとって屋敷は、オンオフの激しい秋良の比較的気の休まる場所の1つでもあり、ここでユサちゃんにお茶を入れてもらいながら屋敷でくつろいでいる時が至福の時間なんだと思います。

秋良的に欲を言えば。涼春の姿を見ながら楽しむティータイムであればさらに幸せなんじゃないかな?と思います。

………はあぁ。

 

~おしまい~