ものすごくふわっふわな文ラフです。いつか漫画にするかも?
秋良のシャツがはち切れてしまったので(1コマ目)、仕立て直してもらうことになった(2コマ目)
ユサ「そのシャツを仕立てて頂いたのも、クロリリアさんですよね」
秋良(これは装置で無理矢理引き伸ばしたんじゃなかったかな…)
秋良「そうだよ」
レイカ「せーっかくだからサイスンとかしてもらってカンペキに作ってもらえばいいよ!」
秋良「…」
その、脱いでくださる?ともじもじするクロと魔王の自分を思い付く秋良…。
だいたい、このマントは脱げるのか?試したことすらないまま来てしまった……もし、何かあれば中止にさせればいいか……。
なんて思いながら仕立て部屋につく魔王(屋敷には入れられないので)。
座るよう案内されて客間で待つ魔王。
悪魔ちゃん達気になってドアの外に集まってドアに耳付けてそうだし聞き耳立ててそう。
クロリリア「立っていただける?」
魔王「あ、あぁ… 上くらいは脱いだ方がいいかな」
クロリリア「……嫌だわ魔王様、ウフフフフフ そのままでお待ちを」
そう言ってシュンシュンと周りを飛ぶ何かで寸法を図って、何もないところから糸が絡み付いたようなドールを用意してしまうクロ。
魔王「…驚いたな こんな力を隠していたとは」
クロリリア「隠していたつもりなど毛頭ございませんわ 私(わたくし)はずーっと以前から魔王様の為のお洋服をお作りしたく思っておりましたのに…お誘いをお受けしてくださらない魔王様が悪いですわ♡ 良い機会ですから、何着かお作り致しますの」
魔王「……では」
クロリリア「はい♡魔王様」
魔王(こんなに好感のある悪魔だったかな…)
あまり関わらないというか、よく仕立て部屋にこもっているので関わりようがなかったなと思い返しつつ「決して開けないでくださいませ」とすまし顔で伝えて奥の部屋に入るクロを見送る。
キエエエエエエェェ と奇声が聞こえてきて な、何事…と凝視してしまう魔王。
あまりの異様さに奥の部屋へ行こうとしたが「申し訳ありませんわ!決して!決して開けないでくださいませ!」と言われたので、部屋を出てしまう魔王。
魔王(これはまた個性的な悪魔だな……しばらくかかるだろうし執務でもするか…)
悪魔ちゃん達はそーっと遠くに移動してキャッキャ見ている。
レイカ「クロちゃんとまおーちゃんイイカンジだったじゃ~~ん」
アリーシャ「一流のレディだもんね☆」
メルシー「大人の会話!だったね!」
ユサ「あの、そろそろ戻りませんか…?こんなところで大勢いては……」
魔王「サボって何をしていたのかな」
一同「「!!」」
魔王「と、言われるのも無理はないだろうね 罰として相応の施しを与えよう」
ブーブー言いながらも魔王城内の、自分達の休憩部屋をせっせと床を拭いたり片付けたりする悪魔達。
(罰が掃除で本当に本当に良かった……)と安堵するユサだった。
後日届いたシャツの中に 個人的にご用意致しましたと封がある包みを見つけた秋良 。「これは……」とか言いながらも 空き部屋でシースルーシャツに着替えた秋良、部屋の外からドアを勢いよく開けて突撃してしまったユサレイカを赤面させていそう……。